HSP /HSS型HSP を知り「生きづらさ」を「じぶんらしさ」へ変える

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こんにちは。
ソマティックセラピストのじゅんこです。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という言葉は耳にしたことありますか?

周囲の人とのコミュニケーションに具体的な問題がある訳でもなく、仕事もこなせて、健康状態も良好、精神な問題をかかけているわけでもないのに、なぜか生きづらい

例えば

  • 他人の感情に振りまわされて疲れ果てる
  • 大勢の中にいると落ち着かない
  • 環境・匂い・音などに過敏に反応してしまう

そんな特徴が当てはまったら、HPSという気質をもちあわせているかも知れません。

わたし自身もHPSの気質や特徴を知り、自分がHSS型HSPだと自覚することで長年感じてきた「生きづらさ」のパズルのピースが埋まり、それに対処することで心身ともに楽に生きれるようになりました。

ということで、今回は「HPS(Highly Sensitive Person)」の気質をまとめたものになります。

今後は、この記事をベースにHSP気質の方へ向けた、「生きづらさを、じぶんらしさに変える」をテーマに心と身体の両面からソマティックに自分らしさに導く方法をご紹介していきます。

まずは、HSPとはどんなものなのか?自分はHSP の気質はあるかな?ということをみていきましょう。

HSPとは

HPS(Highly Sensitive Person)は1990年代にアメリカの心理学者でセラピストのエレイン・アーロン博士が提唱した、とても敏感なタイプ(HSP)と、敏感ではないタイプの2つに分けた概念です。

HSP は病気ではなく生まれもった気質になります。

全体人口の20%(5人に1人)が存在すると言われ、世界中に一定の割合でみられます。

日本では、2019年頃から認知されはじめました。

HSPの定義になる4つの特性

まずは、HSPの基本となる4つの特性をみていきます。

エレイン・アーロン博士が「4つのうち、1つでもあてはまらなければHSPではない」と言われている4つの特性がこちらら。

自分が「HSPかな?」と感じたら、まずはこの4つの特性を確認してみましょう。

【HSP4つの特性】
1.Depth of processing:考え方が複雑で、深く考えてから行動する
2.Overstimulation:刺激に敏感で疲れやすい
3.Empathy and emotional responsiveness:人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
4.Sensitivity to subtleties:些細なことにも気づく

さらに詳しいHSP の特徴

HSP の4つの特性を基準に、さらに具体的な特徴をデンマークの心理療法士であるイルセ・サンさんが書いた「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」の《HSP の能力1~7》を参考にまとめました。

1.一度に多くの情報を吸収できる

HSP は細かいところまで感じ取り、受け取った情報が心の奥深くまで届きます。
そのため、HSPのハードディスクはすぐにいっぱいになり過度に情報を得たと感じることが疲れやすさに繋がったり、多くの人が集まる場所を避ける傾向があるため、社交性がないと判断されこともしばしば。
ただ、刺激に敏感で許容量が少ないということは悪い情報だけではありません。
ささやかな心地よい刺激でも心が喜びで満たさることもHSP の特徴の一つです。

2.音や匂いなどの微細な違いも察知できる

HSP は不快な音や匂い、視界に入ってくるものを気にせずにはいられません。
物事を軽く受け止めるのが得意ではないので、環境が適切なものでなければ、心に余裕がなくなります。

3.ゆっくり多角的に考えられる

HSPは1つの物事について、たくさんの異なる視点からとらえることができます。
それもあってほかの人よりも、物事をじっくり考える時間が必要です。

4.とても慎重で、危機管理能力が高い

HSP は油断することなく、慎重で、行動に移す前に物事をじっくり見定めます。

5.共感力が高く、気配り上手

HSP は共感力が高く、他人に感情移入することができます。
そのため、相手の気持ちを察知することができ、とても気がききます。

6.誠実で、責任感がある

HSPは、非常に誠実で、すべての物事の責任をとろうとする傾向があります。
幼少期から不穏な空気を敏感に感じ取り、どうにかしようと苦労してきた人が多いようです。
不穏な空気を感じ取ると、責任を取らなければならないと思い、すぐにどうにかしようと頑張りすぎてしまいます。

7.想像力が豊かで、内面生活が充実している

HSP の多くは「自分たちは豊かな夢の生活を送っていて、想像力に富み、生き生きとした空想力を持っている」と言います。
一人でいても退屈することは滅多にありません。

HSPの感覚処理感受性(SPS)

HSPの敏感さや繊細さに関しては、現代では脳の感覚野、神経系と関係性があることがわかっています。

HSPの人の脳機能は、感覚情報を知覚・変換する過程が独特で、特別な感覚処理機能をもち、多くの情報を処理しているとされています。

そして、この敏感さのことを感覚処理感受性(SPS)と呼びます。

光の明るさ、音の強さ、さまざまな匂いなどの情報が五感や六感から入り、それらの情報の処理と解釈を非HPSの人よりも深く行なっています。

HSPの感覚処理感受性(SPS)を測定するHSPスケール

HSPスケールはエレイン・アーロン博士とアーサー・アーロン博士によってつくられた、さまざまな感覚刺激に関する質問に7段階評価で答えてもらい、感受性を測定するものです。

大きな音、明るい光、他人の感情、カフェインなどの一般的な物質など環境刺激に関する27項目の質問からなり、興奮しやすさ・感覚閾値の低さ・美的感受性といった感覚処理感受性(SPS)の特性を測る安定的な尺度となります。

HSPと非HSPの感受性の違い

ここまで、HSPの特性と敏感さが、脳の感覚野や神経系と関係があり、感受性が高いことをみてきました。

そのことを「その生きづらさ、かくれ繊細さんかもしれません」という本の著者、時田ひさ子さんがHSPと非HSPの感受性の幅の違いとして上記の図のように表しているのが理解しやすかったので再現しました。

HSP は高い感覚処理感受性(SPS)で

・些細なひと言の裏を読みとる
・視線の向け方や態度の変化にいち早く気づく
・人の表情の小さな変化から心の動きを察知する
・空気の匂いや場の雰囲気、微かな音から情報をえる

というように、非HSP に比べると多くの情報を受け取ります。

HSPには当たり前で自然なこれらの経験が周囲の人と違うこと、理解されないことが、自分が周りの人と違うことを無意識に感じ取り自分を責めることに繋がったり、または人に合わせることで自分を抑圧しているHSPも多いと思います。

HSPが持つ「センタリーアウェイアネス

もう一つ、HSP が持つセンタリーアウェイアネス」について。

個人的にも、「なんとなく、分かってしまう感覚」や「理解(答え)が降りてくる感覚」はこのセンタリーアウエイアネスを知ることにより、理解できました。

センタリーアウェイアネスとは、人間は五感で感覚を認識するとされていますが、これらの感覚チャンネルからの情報が統合されて生まれる感覚で、感覚への気づきとそれに対する自分自身の思考により形成されます。

HSPは外からの刺激を受けた場合、非HPSよりも、より早く、より強く感情的反応をします。

この処理能力の高さは、心身が五感の信号を受けとって解釈した感覚処理感受性(SPS)とフェルトセンス(何かよくわからないが、身体で意味のる何かを感じている状態)の作用であると認められています。

HSPは、センサリーアウェアネスの感覚が高いといえます。

HSS型HSP

さらに、HSPの中でHSS型HSPと呼ばれる人たちが存在します。

アーロン博士によるとHSPの全体の30%に該当し、全人口の6%(17人に1人)程度存在していると言われていてかなりマイノリティな存在。

HSS型HSPは、HSPを定義する4つの特徴に加え、High Sensation Seeking (ハイ・センセーション・シーキング)新規刺激追求性という特性を持ち合わせています。

HSPの大半がスリルよりも安定を優先し、慣れ親しんだものに心地よさを見いだすのに対し、HSS型HSPは冒険心が旺盛で、探検好き。
同じことの繰り返しに飽きてしまうので、ルーティーンが続くと落ち着きを失い、さらに素晴らしい体験を探すという繊細が故に過度に刺激を受けやすいにもかかわらず、新たな刺激を求めてしまう、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような特徴があります。

【HSS型HSPの特徴】
好奇心旺盛で新しい情報や刺激を求めて飽きやすい

参考にしたHSP の本まとめ

その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません

2020年11月初版発行
著者は、HSS型HSP専門心理カウンセラー/時田ひさ子さん

HSPの特徴はあると感じても、HSP =内向的というイメージを持っている方はHSP だと気づかない人も多いと思います。
個人的に好奇心旺盛で大胆な行動にでることもできる自分とは一致しないと思っていたところ、外交的なHSP もいることを知って最初に買った本です。

著者の方のHSS型HSP としての個人的な体験も書いてあり、HSS型HSP の人なら共感でき、さらに助けになると思います。

鈍感な世界に生きる敏感な人たち

2016年10月初版発行
著者はデンマークの心理療法士のイルセ・サン

HPSの特徴、対処法などが分かりやすくまとめられています。

「繊細さん」の4つの才能

2021年10月初版発行
著者はコートニー・マルケサーニ

日本でHSPが認知されはじめてから数年経っているので、HSPに対するさまざまなエビデンスも書かれている本。

HSP の特性を、自身の研究から「共感力・直感力・視覚力・表現力」に分類し、4つのパターンで紹介しています。

おわりに

HSP /HSS型HSP とはどんな特性・特徴があるかをまとめました。

今後は、なぜ、生きづらいのか?ということを心の仕組みから理解し、どうしたら生きやすくなるのか?ということを自身の経験を踏まえて記事にしていきます。

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