エサレンⓇマッサージの相互関係とセラピストの在り方

エサレンⓇマッサージ&ボディワークはカルフォルニアのエサレン研究所で生まれたボディワークですが、エサレンⓇマッサージならではの特徴があります。

その一つに、受け手(セラピスト)と与え手(クライアント)の相互関係があります。

一般的なマッサージは、与え手(セラピスト)が受け手(クライアント)へ施術をするという一方通行の関係になりますが、エサレンⓇマッサージ&ボディワークの場合は、お互いの相互関係と捉えます。

エサレンのティーチャーの言葉を借りれば、「クライアントもまたヒーラーである」と表現され、与え手(セラピスト)は癒す人ではなく、受け手(クライアント)は癒される人ではなく、お互いの関係の中で「癒し」が生まれていきます。

わたしは、2018年にエサレンⓇマッサージ&ボディワークのプラクティショナーを取得しているので、約2年の年月が過ぎました。

先日、はじめてお会いしたお客様から「マッサージをされている感じじゃなかった。一緒にマッサージをしていた感じです」と言っていただいて、ずっと問いを持っていた「エサレンⓇマッサージの相互関係とは」という事に一つ自分なりの答えがでたので言葉にしてみます。

では、エサレンⓇマッサージ&ボディワークの相互関係とは?

「すること~doing~」よりも「在ること~being~」

エサレンⓇマッサージより前に学んでいた心理カウンセリングの経験で、セッションをする上でカウンセラーが「相手に気づきを与えたい」「上手くセッションをまとめたい」「あのメソッドを使いたい」など、カウンセラーの無意識のコントロールが入ってしまったら、セッションは全く上手くいきませんでした。

反対にクライアントの経験上でもカウンセラーの無意識のコントロールを感じたら、ハートはすぐに閉じてしまいます。

ですので、セッションを「すること」よりも前に、セッションをする自分が「どう在るか」ということがに大きく影響することをこころの学びを通して何度も何度も経験しました。

なぜ、コントロールが生まれるのかというと

・人に気づきを与えたい
・人を癒したい

一見、美しく響く「人のために」を、掘り下げていくと

・人に気づきを与えなくてはいけない
・人を癒さなくてはいけない

なぜなら、そうじゃないと

・カウンセラー(=自分)として認めてもらえない
・カウンセラー(=自分)として価値がない

など、深く追求していくと「自分のため」である自我の承認欲求を含むことが多々あります。

これは、前回の記事にも「意識の内の顕在意識は5%、潜在意識は95%」と書きましたが、潜在意識に潜んでいるので気づきにくです。

無意識の承認欲求

ボディワークの場合も全く同じく

・治してあげなくてはいけない
・癒さなくてはいけない

なぜなら、そうじゃないとやはり

・ボディセラピスト(=自分)として認めてもらえないから
・ボディセラピスト(=自分)として価値がないから

と、潜在的な承認欲求を含みながら施術をしているボディセラピストも多いと思います。
その為に、必要以上の圧をかけたり、自分自身に負担がかかる施術をすることになります。

わたし自身も、エサレンⓇマッサージ&ボディワークに出会うまでの自分を振り返れると、ものすごく頑張って施術していた自分の姿が浮かびます。

自我が承認欲求を満たすために、「癒してあげる人」と「癒してもらう人」という上下関係を創り出します。
「クライアントもまたヒーラーである」という言葉の通りに、そもそも治してあげなくてはいけない人、癒してあげなくてはいけな人など存在しません。

この無意識のコントロールのカラクリに気づかない限りは、「相互関係」からの癒しは生まれないということは分かっていたので、自分自身が今ここで「どう在るか」ということは、常に問いとして持っていました。

特に、ボディワークの場合は言葉を交わさないぶん、この関係性は見抜くのが難しいです。

自我のカラクリを見抜く方法

前述したお客様の「一緒にマッサージしていた感じでした」という言葉をもらって振り返ってみた時に、以前よりも人に「触れること」に喜びを感じていているじぶんがいたり、施術中も今ここにいるじぶんがいます。

ホームページのヘッダーに「ほんとのじぶん」という言葉を使っていますが、「あぁこれがほんとのじぶんなんだ」というフィーリング。

こころとからだの学びを通して知り合った仲間の中でも同じようなフィーリングを感じてる仲間も多く、そこに問いを立てて共通していることを見出すと「自己の癒し」に繋がります。

自我の「誰かのために」「何かのために」のカラクリを見抜く方法はたった一つ。

じぶんと向合い、そしてしっかりと癒しすこと。

こころとからだの「学び」をしてきたと思っていましたが「学び」は自我の大義名分で、この数年は自分を癒す時間でした。
じぶんが癒されることで、はじめて相互関係の癒しが起こりえるんだと教えてくれました。

これは、セラピストやカウンセラーとクライアントの関係だけではなく、全ての関係性に通じます。

そして、最近の口癖は「癒されよう」です^ ^

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